お香(線香)はその香りや煙による「浄化の効果」として、広く使用されています。
しかしお香の煙は体に害があるとも言われていて、子供やペットのいるご家庭は特に心配ですね。
今回のテーマはこちら、
お香の効果・種類とメリットデメリットとは?
お香の煙は体に悪い?
お香の効果と種類、メリットとデメリットについてお伝えしてみたいと思います。
気になるキーワードがありましたら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね(^_-)-☆
メリットいっぱい種類も豊富なお香!デメリットを知って本来の効果を手に入れるには?
お香を焼きたいと思っても、煙が出て煙たく感じたり体に悪いのではと気になりますよね。
体に影響を与える可能性もある、部屋が汚れるというデメリットは無視できません。
デメリット1:体に悪いと言われる原因
残念ながら、従来のお香や線香は化学物質が混ぜられて製造されることが多く、焼くときにはかならず有害物質を発生します。
また、煙は呼吸器系に負担をかける可能性があります。
敏感な人はこれらの物質や煙でアレルギー反応を引き起こしたり、喘息の症状がある人は他の人よりも息苦しさを感じやすいかもしれません。
しかしこれはお香だけではなく、日常生活においても便利さや価格を抑えるために、さまざまなものに化学物質が含まれています。
これらを完全に避けるよりも、 煙が少ないものや化学物質の少ない製品を選んで試してみるのもいいかもしれません。
また、閉鎖的な空間で使わずに換気を心がけましょう。
お香の利点を活かして楽しむことができたら、より豊かなリラクゼーションの世界が広がると思います。
デメリット2:部屋が汚れる可能性あり
タバコ同様、お香も使い方と材質によっては部屋が汚れやすくなります。
選ぶべきは
- 「煙が出にくいもの」
- 「油分(樹脂)が少ないもの」
です。
煙にはススや灰が含まれており、これがファブリックに付着すると黒ずみます。
またタバコのタールに似て油分(樹脂)が多いと、これも黄ばみの原因となる可能性があるので注意しましょう。
ここでもやはり、
- 材料を選ぶ
- 換気をする
- 一度に大量に焚かない
以上のことを心掛けて、汚れを防ぐことができます。
犬・猫などペットに注意したいお香の成分がある
動物は、人間より何倍も匂いに敏感ないきものです。
人にとっては心地よい良い香りでも、強く匂いを感じてしまういきものには有害と言われていています。
特に気をつけたい成分を紹介します。
- レモングラス(シトラス系)
- 柑橘類(リモネンやソラレンなど)
- スパイス系(オレガノ・タイム・クローブ・シナモンなど)
- ラベンダー
アロマオイルは精油ですが、全般的に使用しない方がいいでしょう。
デメリットまとめ
一部の人にとって、お香の煙が体に悪影響を及ぼすという報告があります。
具体的には、呼吸器官に対する影響やアレルギー症状を引き起こす可能性があるとされています。
また、火を使うための設備が必要な場合もあり、そういった点でも手間がかかります。
そこで体に悪影響を及ぼさないお香の種類として、無煙タイプのお香があります。
これらは、燃焼時に出る煙を最小限に抑えながらもお香独特の香りを楽しむことができます。
もし煙が体に悪いと感じるのなら、アロマオイルやフレグランスといった別の方法でリラックス効果を試してみるのもいいでしょう。
それぞれのお香には、その香りや効能・使い方によってメリットやデメリットがあります。
自分自身が何を求め、どの程度のリスクを受け入れるかによってお香の選択は大きく変わるでしょう。
お香の世界を楽しむために、自分に合った種類を見つけ、その香りに癒される時間を過ごしてみてください。
お香の煙は体に悪い種類ある?デメリットメリットの効果は人それぞれ?
メリット1:湿気取りと匂いを和らげる効果
- 最初に『香りによる臭い抑制効果』があります
- 好ましくない臭いを和らげ、室内を清潔に保ちます
- 煙が部屋中に広がり、長続きする香りを提供します
ただしその目的は臭いを抑えるだけで、完全に消臭するわけではありません。
また、あまりにも濃い匂いは他の臭いと混ざり合って逆に不快な匂いを生み出すこともあります。
また、火を使うことによって湿気を取り除く効果もあります。
湿度が高い季節には非常に効果的です。
メリット2:ストレスの軽減と心地よさ
お香の独特な香りが心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があります。
虫よけ効果があることも、特異的なメリットです。
夏の季節を少しでも快適に過ごせる、ストレス軽減につながるのではないでしょうか。
昔ながらの線香は虫よけとして長い間使われてきました。
アジア地域の湿度が高い環境や風通しの良い場所で、お香が発展した背景も理解できるのではないでしょうか?
メリットまとめ
お香(インセンス)が与える影響を、簡潔に紹介します。
- 記憶能力の強化 など
お香には人間の感情や記憶を制御する大脳辺縁系に対し、直接的に作用する能力があるのです。
その力により、香りは私たちの行動さえも変えることが可能になります!
近年では香りの研究が進展し、身体への様々な作用が学問的な証明を得ています。
お香の力で脳機能が向上したり幸せな気分を呼び起こしたり、精神を癒したりする効果があるのです。
これらの特性をふんだんに利用することで、日々の生活をより滑らかに進めることが可能だ、と当然考えられますね。
実際香りをかぐと、心が安らいでくるのを感じることがあるでしょう。
デメリットを癒し効果でメリットにできる?お香の成分と効能を紹介!
あなたにとって心地よい香りを取り入れることは、気分が良くなり癒されますか?
ここでは、お香の成分の違いなどを紹介してあなたに合った香りを見つけるお手伝いをします。
お香は香りが煙によって広がるのが特徴で、煙が到達する空間のファブリックや人にも香りが付着します。
過度な煙は呼吸に影響を与える原因にもなるため、使用するときは風向きに配慮して換気も忘れずにすることが大切です。
注意点もふまえて、お香の良さを再認識してみましょう。
香りの種類と形の選び方
香りは個々の好みによって変わりますが、主な種類を紹介します。
まずは燃焼時間や利便性から見てみましょう。
煙が苦手な方は「スティックタイプ」の線香タイプがおすすめです。
燃焼時間は約30分で、煙量も少なく香りがゆっくりと広がるのが特長です。
ただ灰が風に飛ばされやすいため、エアコンや窓付近での使用は避け、専用の立て物を使いましょう。
お香を手軽に楽しみたい方は、「コーンタイプ」が良いでしょう。
燃焼時間が約10分で、灰が飛び散らないため家にある皿にでも載せて手軽に楽しむことができ、後片付けも簡単です。
活気を与え、精神的エネルギーを充実させる効果があるタイプです。
クローブやシナモン・ジンジャーなど香辛料の香りは、創造的な思考を促し、集中力を向上させます。
頭が冴えてくるような感覚を与える香りです。
鬱鬱とした感情を切り替えたいときには、シトラスタイプが最適!
憂鬱な気分でも、シトラス系のフルーティーでスッキリとした香りで、前向きな気分に導いてくれます。
爽やかで明るい香りは気分のリセットに最適で、親しみやすさがあり、日本人にとても人気があります。
集中力をUPしたいときや部屋を爽やかにしたいときはこれが最適でしょう。
レモンやミントのような香りがあり、使いやすいと思います。
張り詰めた神経を落ち着かせ、頭をスッキリとさせます。
ハーブタイプと言っても種類は多く、ペパーミントやローズマリーなど甘さが無いクールで爽快な香りが主体です。
疲れや集中力不足を感じるときに最適でしょう。
穏やかな気分へと導きつつ、冷静さを保つ能力を引き出す香りがエキゾチックタイプです。
オリエンタルな香りによるリゾートのような感じは、生活に飽きた時に非日常を味わうことができる神秘的な香りが中心です。
サンダルウッドやイランイラン等、セクシーで奥深い魅力を持つ香りが特徴的です。
寝る前やリラックスしたいとき、サンダルウッドイランイランなど魅力のある香りが特長である奥深い香りが最適です。
フローラルタイプの香りは華やかで優雅なイメージですね。
不安感を緩和し、幸福感を与えてくれるかもしれません。
負の感情を和らげ、ストレスを解消してくれて、緊張感やプレッシャーから解放されて心地よい気分にさせてくれます。
ローズ、ラベンダー、オレンジフラワーなど、花の香りが代表的です。
他にも、花のフローラル系や果物のフルーティ系など自分に合った香りを探すのも楽しむ部分の一つでしょう。
製品名が必ずしも原材料を反映していないものもあるため、分からない時は商品説明を確認して選んでみてください。
「お香といえば=白檀(びゃくだん)」と言っても過言ではないでしょう。
上品な香りで、多くの人々がお寺などで馴染みがある香りだと思います。
元気のない気分を緩和させ、ストレスを軽減するのに適している香りです。
バニラのようなベンゾインや、ムスクのようなミルラの香りがこのタイプに該当します。
日常生活から少し離れて雰囲気に浸るという時に、うってつけの香りです。
安らぎを提供し、内心の迷いを取り除く効果もあるといわれています。
異国の香りを放つイランイラン・ジャスミン・ムスクなどを焚くと、さながら異国の世界に訪れたかのような気分になれます。
お香の使用についての注意点
お香は火を使用して香りを生み出すため、その取扱いに慎重さが必要です。
寝ている間に火がついていたり、人のいない場所に放置するのは危険です。
お香は、残る灰や出てくる煙のことを考慮して利用しましょう。
一般の呼び名は「お香」仏式の呼び名は「線香」
お香と線香の起源は同じで、お香が宗教的な儀式に使いやすい形を取ったものが線香です。
この2つの間には、形状以外には違いはありません。
お香と線香・アロマの違いは?
自然素材の香りを使用している点では、お香や線香、アロマは同じです。
しかし、固体形状であることと液体であることの違いから、香りがどのように発散するかには大きな差異があります。
アロマの注意点
アロマは自然の香りを利用している点は同じですが、花や樹木から抽出した液体の香りを主にオイル化して使用します。
専門的には、自然素材の香り成分を高濃度で含み揮発性を持たせるものを
エッセンシャルオイル
と呼んでいてます。
合成香料やアルコール溶剤で希釈したものを
アロマオイル
と呼んでいて、呼び方が区別されています。
しかし、香りが長続きせず頻繁に使用しなければならないので、結果的に費用が高くなるという点に注意が必要です。
お香とアロマの使い分けと使用方法
お香はアロマや香水に比べると、火の始末など一部面倒な部分もあります。
しかし、比較的灰の出ないものは家庭用の皿を使用して楽しむことが可能です。
お香はお寺のイメージが強いと思いますが、他の香り製品と比べて深みと豊かさが魅力です。
深い香りは心を安定させ、自分の時間や空間を大切にしたいというときに最適です。
拡散性と持続力の観点からも、お香は広範囲に香りを広げるのに適しています。
アロマ製品と比べてもコストパフォーマンスが良いと言えます。
あなた自身のお気に入りの香りを見つけることができれば、アロマとはまた違った方法で利用や楽しみ方が広がることでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回のテーマ、
お香の効果・種類とメリットデメリットとは?
お香の煙は体に悪い?
お香の影響で一番有名なものは、「心の平穏」ではないでしょうか?
お香は、脳内でアルファ波やエンドルフィンなどの成分が分泌されることで安心感をもたらします。
また、アドレナリンの分泌を抑制することで興奮を抑える能力があると言われているのです。
種類によっては集中力を引き上げ、作業の効率を向上させる効果もあり、これにより学習や業務が進行しやすくなります。
もちろん、お香の煙が体に悪い・悪影響を及ぼす危険性も考慮しなくてはいけません。
呼吸器系の疾患をお持ちの方、小さな子供やペットには配慮が必要でしょう。
メリットとデメリットを効果的に利用して、お香の効果である「癒し・リラックス・ストレス軽減」などにお役立て下さい。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございましたヽ(^o^)丿