日焼け対策の季節がやってきました。
一年のうちで一番紫外線が強くなる、5月~6月。
頑張って日焼け止めを塗ることをしても、汗をかいてまた塗り直しを繰り返す💦
SPF50の日焼け止めって、白浮きしてべたつきませんか?
サラッとしたものを使うと、なんだか効果が薄い気もするし…。
本当のところ、SPF50を使わないと紫外線はカットできないのでしょうか?
肌に悪い成分もあるって、ネットでみたことあるし…。
そこで調べてみました!
題して
日焼け止めSPF50は毎日顔に塗るのダメ?
肌に悪い成分があるって本当?
ちょっとドキッとする話題になるかもしれません💦
今まで使っていた日焼け止めクリーム、大丈夫ですか?
日焼け止めspf50を毎日顔に塗るのは肌に悪いの?ダメな成分ってなに?
調べていくと、肌に悪い2つの理由がありました。
- 日焼け止めに含まれる成分が肌への負担大
- 強い日焼け止めを落とすためのクレンジングが肌への負担大
どんな影響を肌に与えてしまうのか、どんどん見ていきましょう♪
肌に悪影響を引き起こす理由を解説
まずは肌に多大な影響を与える紫外線について説明しましょう。
肌を黒くする原因は「UV-A」の影響
UV-Aは肌をすぐ黒くする紫外線A波のこと
紫外線を浴びるとメラニン色素細胞(メラノサイト)を刺激してメラニンが発生します。
このメラニンが色素沈着を起こして、肌の内面にこれ以上紫外線が入り込まないように防御してくれます。
これが肌を黒くするメカニズムで、シワ・たるみの大きな原因です。
肌を赤くする原因は「UV-B」が関係
UV-Bは紫外線を浴びて炎症を起こし肌を赤くすること
UBV-Bは、肌に炎症を起こすほどそのエネルギーは強く影響を与えます。
これが、シミ・そばかすの原因となるのです。
出典:Kracie
- 長い波長のUV-Aは、すぐに肌を黒くしてしまう紫外線です。
- 短い波長のUV-Bは、肌に炎症を引き起こしてしまう紫外線です。
よく目にするPAとSPFの違いについて
「Protection grade of UVA」の略です。
紫外線A波(UV-A)の侵入を防ぐ効果の程度を表す指標のことをいいます。
その指標が「PA~PA++++」の4段階で表わします。
見ての通り、+が多ければ多いほどUV-Aを防ぐ力が高いということです。
「Sun Protection Factor」の略です。
紫外線B波(UV-B)を防御する指数のことです。
紫外線によるシミを防ぐ効果の高さを示しています。
20分間どのくらい肌が赤くなる時間を延ばすことができるか?
例えば、SPF50の場合…
20分×SPF50=1000分(約16.6時間)
このままの数字をみれば、SPF50を塗れば約17時間紫外線から防いでくれるという数字になりますね。
SPF50+は、50以上の防止効果があるという意味を示します。
日本では50以上は表示しないので、50+が上限となっているのです。
SPF50を使う必要性はない
結論から言いますと、毎日使う必要はないということです。
日々、真夏の炎天下の陽射しを浴びているわけではありません。
そもそもSPF30を越えたら、さほどの大きな違いはないのもわかっています。
普段使い用なのか、レジャー用で汗をかいたり陽射しの下にいるのか。
用途によって使い分けをすることが大切なのです。
近所の散歩程度やお買い物などの日常生活
SPF10~20 PA++屋外でのレジャーや軽いスポーツ
SPF30~35 PA+++晴天のレジャーやアウトドア海遊び等
SPF50 PA++++
日焼け止めSPF50の意外な危険性?毎日顔に塗ると肌に悪いダメな成分が入ってる?
紫外線と聞くと、肌に悪いもので有害物質だと思っていませんか?
シミ・そばかす・シワ・たるみの原因と、全然いいことなさそうですよね。
紫外線=悪 という図式が出来上がっていますが、果たしてそうなのでしょうか?
ここでは、日焼け止めに入っている成分で肌に悪影響を及ぼす化学物質について紹介します。
ちょっと聞きなれない言葉がでてきます。
箱の脇に書いてある成分表に記載されているものが、あるかもしれませんよ💦
ひとまず、サラッと覚えておいてくださいね。
紫外線吸収剤とは?
肌の表面で紫外線を浴びるとき、紫外線と化学物質が化学反応を起こします。
熱や赤外線などのエネルギーに変えて、放出する成分のことを紫外線吸収剤といいます。
- 肌につけたとき、白浮きしない
- 日焼け止めの効果が高い
- 伸びが良く、使い心地がいい
- 肌に悪いイメージがある
- まれに肌に合わないことがある
危険物質:t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
紫外線UV-Aを吸収するのに優れている、紫外線吸収剤の一種です。
紫外線吸収剤のべたつき感をなくします。
UV-B吸収剤であるHメトキシケイヒ酸エチルへキシルへの溶解に優れているので、多く使われています。
海外使用禁止物質:Hメトキシケイヒ酸エチルへキシル
紫外線UV-Bを吸収するための紫外線吸収剤の一種で多くの日焼け止めに使われています。
付け心地を良くするために使用される油分となじみがいいので多用されるのです。
- ホルモンの一種、エストロゲン(女性らしさを司るホルモン)を破壊する
- 妊産婦が使うと胎盤を通して低体重で産まれたり、先天性疾患の原因にもなる
- 男性の不妊症にも関係がある
海外使用禁止物質:オキシベンソン-3
UV-A,UV-Bの両方を吸収してくれる、調合しやすい紫外線吸収剤の一種です。
SPFが高いものほどよく使われています。
- 皮膚から浸透し、体内に吸収される
- 動物実験で子供の精巣が小さくなり、精子数が減少した
- 脳の発達にも影響
- 授乳中の母親の母乳から成分が検出された
以上を踏まえて、Hメトキシケイヒ酸エチルへキシル・オキシベンソン-3は、海洋汚染が確認されて使用禁止となっています。
排水プラントの技術では、この成分を取り除くことができないため、そのまま海へ放出されているのです。
このことから、環境への影響が懸念され、海外ではサンゴ礁にダメージを与えるものとして2021年から使用が禁止となりました。
- ハワイ
- フロリダ州
- ボネル島(カリブ海)
- パラオ諸島 など
紫外線散乱剤ってなに?
肌の表面を粒子で覆い、物理的に紫外線を反射し散乱させて吸収されるのを防ぐ成分のことです。
皮脂を吸収しやすくするので、肌が乾燥しやすく肌荒れを起こす心配があります。
- 肌の上で化学反応を起こさないので刺激が少ない
- 小さな子供にも使える
- 天然成分なので安心感がある
- 紫外線防止効果が低い
- 塗ったあとがべたつきやすい
- 白浮きしやすい(白色を使っている)
天然由来「紫外線散乱剤」でも落とし穴があるかも?!
天然成分なので肌への刺激が少なく、「ノンケミカル」と言われています。
紫外線散乱剤は、UV-A,Bとも反射させますが汗に弱いです。
紫外線にあたると、活性酸素を発生させてしまうので肌を酸化(錆び)させてしまう特徴があります。
主な成分は、酸化チタン・酸化亜鉛などで出来ていて一応安全性は認められています。
これは粘土や金属から作られている成分です。
細かい金属の粒子などが、皮膚や呼吸器から体内に入って蓄積されるのでは?
と、問題視されているところもあります。
ファンデーションやパウダーにも配合されているので、まれに肌質に合わない人もいるので注意が必要です。
日焼け止めのダメな成分は何が肌に悪いのか?SPF50で毎日顔に塗るのが平気なものはある?
先日、ネットニュースを見ていたときに目に飛び込んできた記事です。
ドラッグストアで買えるアボベンゾン入りのサンブロックを、紫外線と塩素消毒されたプールの水で実験したところ、アボベンゾンは、肝臓や腎臓の障害、神経系障害、がんを引き起こすことがわかっている化学物質に変化したという論文がある。
それが、実験に参加した被験者の皮膚で起きていたのである。
このほか、オキシベンゾンという化学物質は、内分泌攪乱物質の恐れがある。
私たちは毎年夏が来るたびに、こうしたサンブロックを体にたっぷりと塗り込んでいるのだ。
パラベンのように、アボベンゾンやオキシベンゾンも、皮膚から血液中に簡単に吸収される。
ある論文によれば、サンブロックを用法通りにからだ全体に塗ったあと、さらに塗り直したところ、これらの化合物の血中濃度が跳ね上がったという。
アボベンゾン、オキシベンゾン、オクトクリレン、エカムスルを含むサンブロック(紫外線をブロックする)はできるだけ避けよう。
これらは日焼け止めだけでなく、リップクリームや口紅にも使われている。
必ず成分を確認してから選ぶようにしよう。
出典:東洋経済ONLINE
私たちの生活のあらゆるところに、体に影響を及ぼすものが潜んでいます。
もう、しらないでは済まない状況ではないかもしれません。
現代社会で生き延びるために、自分で調べてなにがいいのか悪いのか正しい判断ができる大人にならないといけないと思います。
日焼け止めを選ぶときのワンポイントアドバイス
どの商品を買おうが迷いますよね。
まず見るのが、「SPF PA+~」の表示だと思います。
全ての日焼け止めには、SPFとPAの数値=どのくらい紫外線を防いでくれるか書いてあります。
SPFは…
短い波長のUV-B=肌に炎症を引き起こしてしまう紫外線を防いでくれるかを示す指標
PAは…
長い波長のUV-A=すぐに肌を黒くしてしまう紫外線をどの程度防いでくれるかの指標
出典:mymeii.jp
- 肌が敏感な人ほどSPFが低め15~35くらいのものを選ぶ
- 界面活性剤やシリコン、ポリマーなど刺激の強い成分は避ける
- 石けんで落とせるもの(できれば紫外線散乱剤と表示されているもの)
用途に合わせて日焼け止めを選びましょう
日常生活やちょっとした散歩、お買い物などでも下地に日焼け止めは塗りましょう。
日焼け止めは、強いものでなくて構いません。
少し汗ばむくらいでしたら、重ね塗り・塗り直しをおすすめします。
目安として、2~3時間おきくらいで大丈夫です。
屋外でレジャー・スポーツ、アウトドア、海遊びなど強い日差しを浴びてしまう時。
そんな時は、下地はしっかりとして汗や水に濡れたら再度塗り直しを行って下さい。
また、ノンケミカルなものをしようしていれば肌に優しいから大丈夫!
と思っていると、日に焼けてしまい返って肌トラブルを招きかねません。
自分に合った、自分の肌にあったものを見つけていきましょう。
天然・オーガニック成分の表示についつい惑わされてはいけません
お肌のことを思った成分ではありますが、お肌に合わないことってことますよね💦
「オーガニック成分」=「安心」という考え方は、少し安易かもしれません。
天然成分だから、肌に優しい「オーガニック成分だから大丈夫!」
これは、油断していますね!
天然素材でも成分が表記されているか、一度調べてみるといいかもしれないです。
SPF50ではなく毎日顔に塗ることができる日焼け止め3選!肌に悪い成分入りはダメ
海外では、使用禁止されている成分を紹介しました。
SPFは毎日せっせと塗る必要はなく、逆に疾患のある方にはぜひおすすめします。
今後もいろいろと勉強して、正しい判断ができるようになり発表できる力を養いたいと思っています。
- 紫外線吸収剤
- オキベンソン
- t-メトキシケイヒ酸エチルへキシル
上記3つが入っているのは、肌にも体にも悪影響を及ぼすことはお分かりいただけたでしょうか?
少しでも肌に優しい商品をおすすめしたいと思います。
2023年に発売されている、おすすめ日焼け止めを3つご紹介します。
ドラッグストアで手軽に買えるもの、ネットで販売してるものですので是非試してみて下さい。
ラロッシュポゼ UV イデア XL プロテクション トーンアップ
¥3,960-
肌への密着度が高く、トーンアップも効果大!
化粧下地として、普段使いにも屋外レジャーにもおすすめです。
ナチュラルメイクの時は、これ1本で仕上げてもOK!
ミノン アミノモイスト ブライト アップベース UV
¥1,373-
製薬会社が作るフェイスケアブランド。
乾燥が気になる敏感肌のひとにもおすすめ!
吸収剤フリーのノンケミカルタイプが嬉しいプチプラ商品です。
ニベアサン プロテクト ウォータージェル
¥744-
洗浄料や石けんで落ちるタイプ。
みずみずしい伸びで使い心地もいい、プチプラの人気商品です。
鉱物油・合成香料・合成着色剤・フリー
まとめ
いかがでしたか?
日焼け止めSPF50は毎日顔に塗るのダメ?
肌に悪い成分があるって本当?
と題して、日焼け止めの怖い部分を探りつつ肌に悪い成分を深掘りしてきました。
日焼け止めは、いま化粧水を使うのと同じように毎日の必需品になっています。
肌に直接塗るものですから、体にあった安全なものを選びたいですね。
今回の日焼け止めのポイントは…
- SPF50は毎日使うのではなく、晴天の炎天下でアウトドアをする時くらいに使うので充分
- 用途に合わせて、使い分けをするのがおすすめ
- 紫外線吸収剤が入っているものはNG💦 紫外線散乱剤は一応OK☆
- 普段使いには、SPF20~35程度で大丈夫!
- 肌に悪い成分は環境にも悪いものだった
海外では使用禁止になっている成分が、日本では公で使用されています。
いったいこの温度差はなんなのでしょうか?
私自身も肌が敏感で、普段から紫外線アレルギーが出てしまいます。
毎日使うものですから、よく成分をみて調べて実際に試すようにしたいと思いました。
環境に悪い成分は、もちろん私たちにも悪い影響を与える成分なのです。
私たちが口にする魚介類にも影響があり、それを食べていることで有害物質が人体に蓄積されてしまいます。
これから、気を付けながら商品選びをしていきたいと感じたのでありました♪
日焼けによる肌トラブルが起きることなく、安心安全なものを使いたいですね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございましたヽ(^o^)丿